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第11回フューチャーセッション「旅中(観光業)×IT〜パーソナライズされた情報提供〜」

2019.04.05

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第11回フューチャーセッション「旅中(観光業)×IT〜パーソナライズされた情報提供〜」

2019年3月6日(水)、那覇市にある八汐壮にて第11回フューチャーセッション「旅中(観光業)×IT〜パーソナライズされた情報提供〜」を開催しました。

シリーズ第1回のフューチャーセッション「観光業×IT(リゾテック)vol.1」では、望むべき未来を見つけ私たちがこれからどのようなアクションを取る必要があるかを考えるために、主に「沖縄観光の現状」と「観光にテクノロジーをどう活用できるか」についての情報を共有しました。

シリーズ第2回目のフューチャーセッションでは、次へのアクションを取るために、「現在の沖縄観光の課題や価値を見つけ、それをITを活用することでどのような望ましい状態へ変えるべきか」ということについて考えました。

シリーズ第3回目の今回は、これまでの話し合いを踏まえて沖縄における「旅中(たびなか)」に焦点を絞り、沖縄観光の消費額と宿泊日数を増加させるための新しいアイデアと、そのアイデアを実現するための新しい協力関係を構築する事(仲間探し)を目指しました。


[1] キーノートスピーチ 

TRUST YOU株式会社の下嶋一義氏より、口コミホテル評価サイトTRUST YOUの例を基に観光情報にまつわる現状について情報提供を行っていただきました。

① 95%の旅行者が予約を確定させる前に口コミ情報を読んでいる。
② 旅行者はホテルを予約する前に5から7件の口コミを読んでいる。
③ 同じ価格帯のホテルであれば3.9倍以上の確率で口コミのスコアが高いホテルが予約される。
④ 76%の旅行者が評価の高いホテルに対しては、もっとお金を払ってもいいと思っている。
⑤ B.com、Google、TA、FB などが毎年20%成長の口コミをグローバル規模でカバーしている。
⑥ 口コミによる観光施設の評価が盛んに行われるようになっている。

等、口コミがいかに強力な情報源となっているかを解説していただきました。

また、アンカーリングジャパンの中村圭一郎氏より、世界トップクラスの観光産業を目指すために、ニーズとそれに対するサービスのマッチングを行うことの重要性について解説していただきました。

[2] グループダイアログ 

グループダイアログでは、どのような人が旅中に関するサービスを求めているかという問いに対して、
・旅に出会いを求めている人
・地元の人だけが知る観光スポットに行きたい人
・通訳が欲しい人
・コンシェルジュ的な案内人が欲しい人
・旅中で予定が変わってしまった人
・食事アレルギー等、してはいけないことがある人
等の意見が出されました。

次に、「観光客にとって充実した観光にするために「旅中」にどんなサービスを提供できるとよいだろうか?」という問いに対して
・パーソナライズされた情報を提供するサービス
・直前でも宿泊地などの予約が取れるサービス
・手ぶら旅を可能にするサービス
・荷物をたくさん持って帰れるようになるサービス
・移動のストレスを減らすサービス
・旅行先にローカライズされたバーチャルな体験ができるサービス
等のアイデアが出されました。


最後は「この話をもっと深めたい」という方にテーマピッチをしてもらい、参加者が興味のあるテーマに集まり、グループでの対話に移っていきました。

今回のセッションでは、これまでのセッションに基づき、「沖縄観光における旅中でどのようなサービスを提供すればよいか?」についてのアイデアの種を考案することを目指しました。

対話の内容から、
1.旅中における多様なニーズと個人の趣味嗜好にあった情報提供サービス
2.新しい観光コンテンツの創造、特に、地域の独自性に基づいたコンテンツ
3.交通情報や手ぶらでも旅ができるような旅中におけるストレスを減らすサービス
等に沖縄観光におけるニーズがあることがうかがえました。

今後このようなニーズに対して実際にサービスを提供する参加者が現れることがフューチャーセンター事業の目標の一つであります。今後のフューチャーセッションでは、今回現れたアイデアを発展させて実現させる人が現れることを目指していきます。