2018.09.18
2018年9月13日(木)、琉球大学50周年記念多目的ラウンジにて、「第2回フューチャーセッション」を開催しました。今回は「第1回フューチャーセッション 旅行業(観光業)×IT vol.1」の続きになっており、観光業界の現状の理解と課題の深堀りを行い、その課題の解決の糸口を探ることを目的に開催しました。
第1回フューチャーセッションの様子はこちらから。
今回は観光業界から7名、IT業界から19名、その他の分野6名の計32名が参加していただきました。
[1]アイスブレイク
参加者同士が打ち解けるために、4人程度の小グループに分かれた自己紹介や、所属業界、県外在住経験、旅行回数などの個人の背景により全員をグループ分けするなどの、グループワークを行いました。これらのグループワークにより、今回の参加者にどのような方がいらっしゃるのかを楽しく把握できました。
[2]キーノートスピーチ
キーノートスピーチでは沖縄の観光産業での動きを紹介するため、仲里和之さん(沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課)、金城弘毅さん(Travel Innovators’ Club Okinawa)、高良誠人さん(IIA-IT観光支援委員会)の3名にプレゼンをしてもらいました。
ハワイの観光産業との比較では、習慣的に観光客数がハワイを上回ったが、観光産業の規模は沖縄約7000億円、ハワイ1.8兆円と差があり、その原因は1日あたりの消費額ではなく、滞在期間の長さ(滞在日数×1日の消費額)がキーポイントなようです。
また、旅行業界では山積している課題を解決するためにイノベーションチームが立ち上がり、IT業界から観光業を支援していくという新しい動きがあるそうです。
[3]グループディスカッション
キーノートスピーチを終えた後、グループディスカッションに入りました。グループディスカッションでは最初にウォーミングアップとして、キーノートスピーチを聞いて「目から鱗だったこと」について共有し合いました。
その後、観光業の課題を掘り下げるため、以下の順番で話を進めていきました。
STEP1:沖縄の現状を踏まえて、沖縄県民としてどんな観光の島を目指すのか話し合いました。
STEP2:目指したい姿を実現するためには「どのような条件が必要か」を話し合いました。
STEP3:条件と現状を照合したとき「実現できていないことは何か」、「何が」実現を妨げているのか。
対話の様子は室伏さん(ちょこ)によるグラフィックレコーディングで記録していきました。壁一面を覆うほどの多くの意見やアイデアが出てきました。
以上、第2回フューチャーセッション「観光業×IT vol.2」のレポートでした。
皆様、お忙しい中ご参加いただきありがとうございました。今回の成果を踏まえ、フューチャーセッション「観光業×IT vol.3」を計画していきたいと思います。(10月初旬に開催予定)