2018.11.01
2018年10月29日(月)、浦添市にある「P’s SQUARE」にて、第4回フューチャーセッション「農業×IT vol.2」を開催しました。
今回は前回のフューチャーセッションで浮かび上がった疑問や課題をもとに情報収集を行い、3つの論点の仮説を立てました。仮説立てをした論点について議論を行うことで解決の糸口や課題の再定義を行うことを目的としました。
[1] イントロダクション
最初に、ISCOのフューチャーセンター事業の説明と進行方法についての説明を行いました。今回のセッションではISCOからの情報提供・問題提起から始まり、解決策についてのアイデア出しという流れで進めました。
※フューチャーセンター事業についての説明は回を重ねるごとにブラッシュアップを行い、現在は「未来を創造する対話で未来の不確実性に立ち向かう”場”」という説明をしています。
[2] ISCOからの情報提供と問題提起(3つの論点)
前回のフューチャーセッションの結果を受け、ISCOが各関係者へのヒアリングで得た情報をもとに3つの論点を仮説立てし、参加者へ共有をしました。論点の共有に加え、それぞれに関わる情報の提供も行いました。
<論点①>
就農希望者は多いが就農の際のハードルが高く実際の新規就農は減少傾向にある。<論点②>
農業の支援機関の負担が大きくより密着型の支援が困難。支援者側の業務効率化を図りたい。<論点③>
沖縄作物の需要は増加している為促進していくために農家のリスクを減らすことや安定収入・安定生産を実現したい
[3]グループディスカッション
ISCOが提案した論点の中から興味のある論点を自由に選び、グループを作りました。グループディスカッションでは、論点に対する解決策(アイデア)・意見を出しつつ、論点の背景にある現状の確認を行いました。
課題をより大きな視点で捉え、根本的な課題解決を目指すグループや、課題を取り巻く現状をより具体的に理解することから始め、その現状に合わせた具体的な施策やITの活用方法について話し合うグループなど、それぞれのグループの特徴の出るディスカッションとなりました。
[4]クロージング
最後に、これまでのディスカッションで出たアイデア・意見を以下の4つの項目でまとめていきました。
1.アイデア(①実現できそうなもの、②自分が気合を入れて取り組みたい事)
2.どのようなテクノロジーを使うのか?/使えそうか?
3.現時点での懸念点・制約されているもの
4.アイデアを検証するためにリサーチしたい事
4で出てきた「リサーチしたい事」については、改めてISCOでヒアリング・情報取集を行い、次回第3弾のフューチャーセッションで共有することとなりました。
[グラフィックレコードの様子]
以上、第4回フューチャーセッション「農業×IT vol.2」のレポートでした。
今回2回目を迎える「農業×IT」をテーマとしたフューチャーセッションは、あと2回の開催を予定しております。3回目では「検証」に焦点をおき、第4回では「具体化」を目指したいと考えております。皆様の参加を心よりお待ちしております。