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第8回フューチャーセッション「これからの沖縄におけるITビジネスの可能性」

2019.03.13

ISCO

第8回フューチャーセッション「これからの沖縄におけるITビジネスの可能性」

2019年1月25日(金)、沖縄県立図書館 4階 ビジネスルームにて、「第8回 フューチャーセッション これからの沖縄におけるITビジネスの可能性」を開催いたしました。今回はISCO主催イベント「OKINAWA STARTUP FESTA」とのジョイントイベントということで「沖縄のITビジネス」といういつもよりも大きなテーマで対話を行いました。沖縄の未来を考えその未来にどのように近づいていくかという未来志向で考えることで沖縄の課題やビジネスチャンスについて考えました。


[1] キーノートスピーチ(論点提供)

兼村氏がIT経験のない現場職員がITを活用して4年で売り上げを4倍、利益率10倍、社員平均給与5万円アップ、職員の休日も増やすことに成功した「ゑびや」の例を紹介しました。「ゑびや」ではITを活用することで収益や職場環境の向上を果たしただけでなく、機械で自動化できる部分は機械に任せ、従業員は人でなければできない仕事に徹底的にこだわるよう体質改善に成功したことを紹介しました。
次に、「ゑびや」のようにITを活用することでこれからのビジネスを創造するためのプロセスについて解説しました。

【ステップ0】課題を特定し、トレンドを読み、試行錯誤を行うという3つの原則の下、
【ステップ1】戦略:ビジネスモデルを構築する。すなわち、あるべき姿とシナリオを示す。
【ステップ2】作戦:ビジネスプロセスを構築する。すなわち、ITの可能性を最大限に活かす。
【ステップ3】戦術:使い方や見栄えを整える。新しい常識で選択肢を模索する。
【ステップ4】これら1,2,3のステップを経て、ITと一体化した「これからのビジネス」を考案する。

ITを活用することで少し前にはできないと思われたことももはや夢物語ではなくなっている現代、過去の常識に捕らわれず、ビジョンを考えて、まずやってみることが大事であることを発表しました。

引き続き、ファシリテーターの當銘より、これからのビジネスのキーワードとしてSDGsと将来的に到来するであろうITを活用した社会(映像)についての話題提供が行われました。


[2] ディスカッション
まず、兼村氏、當銘からの論点・話題提供を受け参加者が各4名のグループ内で気づきや考えたことについて意見交換を行いました。その後、全体で意見交換を行いました。

↑最後は全体で円になって対話をしました

 

ITの利用が進むと
・ 癒しを与えてくれる自然との接触が減る
・ 人同士のコミュニケーションが少なくなる
・ 便利といっても金持ちしかそのシステムを使えないのではないか
といった意見がでる一方、
・ 一人の人としてできることが広がり個人や社会の可能性が広がる
・ 作業の効率化により自由になる時間が増える、または、人にしかできない本当に重要な作業に専念できる
といった意見も見られました。また、
・IT活用をサポートする人が必要であること
・IT導入には費用対効果を考えなければならないこと
・ITを導入して生活を変えていくうえで我々が本当は何をしたいのかを考えなければならないこと
・ITを活用するうえで誰が笑っているかを考えることがIT活用の基本であること
などの意見もでました。


以上が第8回フューチャーセッション「これからの沖縄におけるITビジネスの可能性」のレポートでした。

ITを活用することで個人の可能性を高めたり、作業の効率化による自由な時間の増加で本当に大事なこと・やりたいことに集中できるようにしたりすることで幸福度が上がるというコンセプトはITをビジネスに活用するうえで基本であると感じました。ただし、やはりITはツールでしかないので、ITビジネスを考える上では、ITありきではなく、利用目的をよく考えたうえでITを活用するようにしなければならないと感じました。また、歴史や文化が異なるそれぞれ地域間ではITを活用する目的や理由に異なる部分があるはずで、だからこそ沖縄の歴史と未来を考えることが「沖縄」のITビジネスにとって重要であるかもしれないと感じました。