BLOG ブログ

第9回フューチャーセッション「観光業×IT(リゾテック/ResorTech)vol.2」

2019.04.05

ISCO

第9回フューチャーセッション「観光業×IT(リゾテック/ResorTech)vol.2」

2019年2月4日(月)、那覇市にある沖縄県市町村自治会館にて第9回フューチャーセッション「観光業×IT(リゾテック/ResorTech)vol.2」を開催しました。

シリーズ第1回目のフューチャーセッション「観光業×IT(リゾテック)vol.1」では、望むべき未来を見つけ私たちがこれからどのようなアクションを取る必要があるかを考えるために、主に「沖縄観光の現状」と「観光にテクノロジーをどう活用できるか」についての情報を共有しました。
シリーズ第2回目の今回のフューチャーセッションでは、次へのアクションを取るために、「現在の沖縄観光の課題や価値を見つけ、それをITを活用することでどのような望ましい状態へ変えるべきか」ということについて考えました。


[1] ロールプレイ 

セッションでは、「沖縄にくる観光客が、何に困り、何に可能性を感じ、何を価値として見出しているか」を見つけるために、観光客になりきりロールプレイを行いました。

グループの1人が「3泊4日の沖縄観光へ行く観光客」になり、①観光の目的、②構成人数・属性、③どこの出身かを決め、他のメンバーと共に④どこに宿泊するか、⑤何にお金を使うか、⑥スケジュールはどうするかについて考えました。

あるグループは、ハワイやフィリピンなどの外国人観光客になりきり、Airbnbなどを利用していかにコストを抑えつつ観光地を回るかを考え、また、あるグループは子供と高齢者を含む家族を想定し、いかに全てのメンバーが楽しむかについて考えていました。その中で、イベント情報や交通情報をいかに見つけるか、いかに現地の人と交流するかなどについて話し合いを行っていました。


[2] テーマごとのグループダイアログ(対話) 

セッション後半では、

① イベント情報と観光

➁ インバウンド

③ 国内外の観光客の集客方法

のそれぞれのテーマごとにグループに分かれ、それぞれ思い思いに対話を行いました。

ユーザーの携帯の位置情報と地元イベント情報を組み合わせてAIなどで処理することで各ユーザーの履歴や好みに合ったスケジュールの提案を行うサービスや外国人観光客の文化や習慣にあった旅情報の配信サービス、交通手段の手配などを含む旅全体のスケジュールを管理するサービスなど、いかに旅をストレスなく楽しく過ごすせるようにするか、についてアイデアを出し合いました。


以上が第9回フューチャーセッション「観光業×IT(リゾテック/ResorTech)vol.2」のレポートでした。

今回は、いかに旅のストレスを減らし楽しい沖縄観光を行うかということについて多くの話し合いが行われていました。一方、沖縄らしさを求めてくる観光客を満足させるために沖縄独自の観光コンテンツを育てることの大切さについての話し合いも行われていました。それぞれ沖縄が世界トップのリゾート地として認められるために重要な課題です。

次回のフューチャーセッションでは今回話し合われていた内容に焦点を当て、ITを用いていかに沖縄観光業の質を世界最高水準に引き上げていくかについてより具体的に考えていきます。