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Hello! New Normal 第2回 「沖縄観光産業のニューノーマル。~地域と都市をつなぐ新しい観光~」が開催されました。

2020.07.21

ISCO

Hello! New Normal 第2回 「沖縄観光産業のニューノーマル。~地域と都市をつなぐ新しい観光~」が開催されました。

コロナ後の新しい沖縄のあり方について、 世界の潮流を見通しバックキャスティングで今できることを考えるためのイベント企画「Hello!New Normal」(Startup Lab Lagoon主催/ ISCO共催)が7月20日(月)15:00~16:30、YouTubeライブ配信で開催されました。

今回のテーマは、「沖縄観光産業のニューノーマル。~地域と都市をつなぐ新しい観光~」についてでした。

まず、はじめにANAホールディングス株式会社 グループ経営戦略室 事業推進部長 津田 佳明様より「未来のエアライン、アフターコロナにおける旅=移動の価値」についてお話を伺いました。

起こりうる変化に対して先を見通して先手を打っていくことが重要だということ。また、ANAの破壊的イノベーションから生まれた3つのプロジェクト(ドローン、宇宙、アバター)に関して沖縄での可能性を含めて説明してくださいました。
いろいろな新しい旅・移動・交流の形を提供しているANAでは、これから沖縄で取り組みたいこともたくさんあるそうです。

続いて、アソビュー株式会社 代表取締役CEO 山野 智久様より様々な体験を売る自社サービス「アソビュー」の4月以降の現状と取組みについてお話を伺いました。

アソビューでは、外出自粛解除後の世の中に対応するために、感染防止対策を施した上で安心安全な施設運営を行うことの重要性に早期の段階で着目し、各省庁・専門家と連携し感染予防対策のガイドラインを作成。対策実施済み施設の表示機能をリリースされたそうです。
また、産業全体で足並みを揃えて感染防止対策に取り組みつつ、経営者はこのコロナ禍によって落ちた売上をどういう業態転換をして補填をするのかを考えることがが重要だとおっしゃっていました。

最後に、モデレーターのISCOアドバイザリーフェロー中村を交えて、沖縄観光の
これからについてクロストークが行われました。

ゲストのお二人の発言の中から印象的だったものをピックアップします。
(津田様)
観光から生活の延長にある旅へと消費志向がシフトし、旅先でどういう体験ができるのか、どういう人に会えるかに価値が置かれる。

(山野様)
旅行に求める本質的な欲求は変わらないが、マーケットニーズや行動様式の変化によってDX推進がますます進む。

ITはあくまでも道具であり、大切なことは「何をしたいのか」ということ。
沖縄観光産業においても、「どうあるべきか。どうありたいか。」という明確なビジョンを持ち、そこにテクノロジーを掛け合わせることで新たな価値が生まれるということを再認識しました。

ISCOでは、引き続き各産業の課題やニーズをキャッチし、IT活用による県内産業振興に寄与していきたいと思います。